約束の地
17歳で上京してお笑い芸人を志しながら、アルバイトで飯を食っていた。
18歳になるかどうかの頃、アルバイト情報紙のひとつの欄に目が止まった。
「ビリヤードの組み立て。9時から21時 1万円。登録制。」
登録性は、20数年前はそうはなく、芸人の仕事を最優先する自分にとってめちゃくちゃ魅力的だった。
「この会社だ!」 ピンと来た!
すぐ電話をすると、面接に来てほしいと。
会社は新宿御苑。
貯金箱にまだ、数百円ある。行ける ![]()
今考えると、小さな会社、ベンチャー起業の知恵だったと思うけど
「やりたいことをやりながら働くことを提供する」って考えは当時どこにもなく
最先端だったと思う。
そりゃ、何かやってやろうと腹ヅモル18歳の自分が共感しないはずはない。
なぜか、東京ってやっぱすごい!て思ったし
何でそんな素敵な考えができたのか、ぼんやりでも不思議でしょうがなかった。
しかし、その理由はすぐにわかることになる。
面接に行ってビックリ!
会社名は貼り紙 ![]()
旅行会社に間借りで、机1個に電話が1台。
そこに、当時25歳の青年が座る。
「待ってたよ!」
そんな感じだったと思うけど、勢い溢れてて、圧倒された記憶がある。
話を聞くと、アメリカから帰ってきた直後で、遊びまくって危うく帰国できなくなりそうだったらしい。笑
「ほかの社員は居るんですか?」
当り前の質問をする。
「社長はアメリカにいて、もうひとりもアメリカでツアー添乗してるよ!」
「??????」
ビリヤードとまったく関係がありません!笑
「りょ、旅行会社なんですか?」
これまた、当り前な質問。笑
「そう!旅行会社もやってるよ!」
「もって?はぁ???」
この場面は今でも鮮明に覚えている。
日本初、海外バイクツアーを行っていた。
パックツアーで味わえない感動、日本で味わえないことを体験をさせたい。
当時30歳の社長を中心に3名で、アメリカ大陸のバイクツアーをしていた。
HISはまだ無名だし、地球の歩き方も無い時代。
ウルトラクイズで、アメリカに憧れた18歳の小僧が、初めてリアルに世界と触れた瞬間だった。
ブッ飛んだ。
何と ロマンあふれる旅。
血の通った志 なんだと。
価値感、想像力、生活の苦しさ、、、、、ぜんぶブッ飛んだ!!!
日本から稼ぎに来ていた青年と、南米から世界一周をスタートさせた青年が
サンフランシスコで出逢い、仕事を始めた。
その会社は後に、アメリカだけでなく、ヨーロッパ、オーストラリア、北アフリカとコースを広げ
約8年後、有名バイク雑誌とのタイアップ企画で、世界一周バイクツアーまで実現した。
世界一周は長丁場だ。5人のガイドが大陸別に担当する。
自分は旅以外の仕事をしていて参加できなかった。
そりゃ、悔しい。
でもその時初めて、世界一周を意識した。
「何年掛っても、自分の足で行ぐぅ!」
今日、「旅 世界 バイク」でネット検索すると89万件ヒットする。
ロマンを何より大事にしたこの会社は、もう存在しない。
けど、残した影響は計り知れないと思う。
この会社のキャッチフレーズは 「 世界を遊べ 」
現存する多くのベンチャー企業より、ロマンとイノベーション溢れた集団だったと、今でも思える。
アメリカ、アジアと、分断した旅の話はたくさん聞いていた。
でも、一度も 地球 の話にならなかった。
そのスケール感を教えてくれる人はいない。
自分で越えなきゃならなかった。
18歳の小僧が世界に直面して、20年。
昨年、37歳の春、35日世界一周をした。
旅のゴールは、迷わずサンフランシスコ。
そして帰国後、理念を引き継ぎ、会社を興した。
この日記を、我師、ジェダイマスターたちに贈ります。
そして、今日、世界一周を決めた友人へ
「地球感じてこい!遊んでこい!」笑
ぐるっと話ができるのを楽しみにしてるょ ♪
| 固定リンク | コメント (2) | トラックバック (0)

最近のコメント