2008年3月26日 (水)

約束の地

17歳で上京してお笑い芸人を志しながら、アルバイトで飯を食っていた。

18歳になるかどうかの頃、アルバイト情報紙のひとつの欄に目が止まった。

「ビリヤードの組み立て。9時から21時 1万円。登録制。」

登録性は、20数年前はそうはなく、芸人の仕事を最優先する自分にとってめちゃくちゃ魅力的だった。

「この会社だ!」 ピンと来た!

すぐ電話をすると、面接に来てほしいと。

会社は新宿御苑。

貯金箱にまだ、数百円ある。行ける catface

今考えると、小さな会社、ベンチャー起業の知恵だったと思うけど

「やりたいことをやりながら働くことを提供する」って考えは当時どこにもなく

最先端だったと思う。

そりゃ、何かやってやろうと腹ヅモル18歳の自分が共感しないはずはない。

なぜか、東京ってやっぱすごい!て思ったし

何でそんな素敵な考えができたのか、ぼんやりでも不思議でしょうがなかった。

しかし、その理由はすぐにわかることになる。

面接に行ってビックリ!

会社名は貼り紙 coldsweats01

旅行会社に間借りで、机1個に電話が1台。

そこに、当時25歳の青年が座る。

「待ってたよ!」

そんな感じだったと思うけど、勢い溢れてて、圧倒された記憶がある。

話を聞くと、アメリカから帰ってきた直後で、遊びまくって危うく帰国できなくなりそうだったらしい。笑

「ほかの社員は居るんですか?」

当り前の質問をする。

「社長はアメリカにいて、もうひとりもアメリカでツアー添乗してるよ!」

「??????」

ビリヤードとまったく関係がありません!笑

「りょ、旅行会社なんですか?」

これまた、当り前な質問。笑

「そう!旅行会社やってるよ!」

「もって?はぁ???」

この場面は今でも鮮明に覚えている。

日本初、海外バイクツアーを行っていた。

パックツアーで味わえない感動、日本で味わえないことを体験をさせたい。

当時30歳の社長を中心に3名で、アメリカ大陸のバイクツアーをしていた。

HISはまだ無名だし、地球の歩き方も無い時代。

ウルトラクイズで、アメリカに憧れた18歳の小僧が、初めてリアルに世界と触れた瞬間だった。

ブッ飛んだ。

何と ロマンあふれる旅。

血の通った なんだと。

価値感、想像力、生活の苦しさ、、、、、ぜんぶブッ飛んだ!!!

日本から稼ぎに来ていた青年と、南米から世界一周をスタートさせた青年が

サンフランシスコで出逢い、仕事を始めた。

その会社は後に、アメリカだけでなく、ヨーロッパ、オーストラリア、北アフリカとコースを広げ

約8年後、有名バイク雑誌とのタイアップ企画で、世界一周バイクツアーまで実現した。

世界一周は長丁場だ。5人のガイドが大陸別に担当する。

自分は旅以外の仕事をしていて参加できなかった。

そりゃ、悔しい

でもその時初めて、世界一周を意識した。

「何年掛っても、自分の足で行ぐぅ!

今日、「旅 世界 バイク」でネット検索すると89万件ヒットする。 

ロマンを何より大事にしたこの会社は、もう存在しない。

けど、残した影響は計り知れないと思う。

この会社のキャッチフレーズは 「 世界を遊べ 」

現存する多くのベンチャー企業より、ロマンとイノベーション溢れた集団だったと、今でも思える。

アメリカ、アジアと、分断した旅の話はたくさん聞いていた。

でも、一度も 地球 の話にならなかった。

そのスケール感を教えてくれる人はいない。

自分で越えなきゃならなかった。

18歳の小僧が世界に直面して、20年。

昨年、37歳の春、35日世界一周をした。

旅のゴールは、迷わずサンフランシスコ

そして帰国後、理念を引き継ぎ、会社を興した。

この日記を、我師、ジェダイマスターたちに贈ります。

そして、今日、世界一周を決めた友人へ

「地球感じてこい!遊んでこい!」笑

ぐるっと話ができるのを楽しみにしてるょ ♪

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